大池病院たより

2023年5月15日

春の行楽・陶芸

新型コロナウィルスの流行も落ち着き、当院でも院外レクリエーションを再開です。
春の行楽として陶芸に決まり、前回よりも人数を増やし、今回は車椅子の方にも参加して頂くことになりました!
まずはOT室に集合して事前に選んだ衣服に着替えます。また、女性はお化粧も行いますよ〜。院内ではお化粧をする機会もあまりなく、お化粧をした嬉しそうな表情は印象深かったです♪

お昼は定食屋さんに立ち寄り、患者さま同士で「こっちにおいで」などと声を掛け着席していきます。メニューは日替わり定食で春巻き・コロッケ・ヒレカツでした。

春の行楽・陶芸

「いただきます」をして私がすぐに席を離れると、男性陣はごはんのおかわりもしていたようです(笑)

春の行楽・陶芸

陶芸は、“手びねり”という手法を用います。

春の行楽・陶芸

土台を作ったのちに、陶土をひも状に形成し土台にのせて指先でなめらかに繋げていきます。それを繰り返すことで徐々に高さをだしていきます。

春の行楽・陶芸

最初は均一にひも状に形成することや指先でなめらかに繋ぎ合わせることが難しい様子でした。
しかし、先生や同行したスタッフの協力を得て徐々に慣れていきました。
中には2つ作った方もいて楽しみながら取り組まれていました♪

春の行楽・陶芸

最後には三田で有名なロールケーキを喫食しました。私自身も作品を作ったり、患者さまの作品をみたりお話をしたり、写真をとったりしている間に残念ながらロールケーキの写真を撮り忘れてしまいました(笑)
時間はまだ14時頃でロールケーキのサイズは1人 1/4本と量が多すぎるかと心配しましたが、多くの方はペロリと完食されていて安心しました!
やっぱりデザートは別腹ですね〜。

作品は焼いた後に釉薬を使用しもう一度焼くためひと月程度かかるようです。患者さまの中には、陶芸の翌日に、「(器の)色を変えたいんだけど…」と相談される方もいらっしゃいました。出来上がりを想像したり、一緒に行かれた方同士でお話をして色を変えたいと思ったのかもしれませんね。
作品が届く日が待ち遠しい限りです♪

作業療法士 辻元