大池病院たより

ハンドベル隊、発表しました

前回のコラムで触れたハンドベルの音楽隊ですが、12月のクリスマス会では、練習の成果もあり、とても良い演奏が出来ました。私も指揮をしながら感動していました。

さて、この音楽隊の練習中にも、患者さんや、音楽プログラム全体で色々な変化が見られました。音楽プログラムの時には、周囲と合わせたり、楽譜や指揮を注意してみたりと、色々と気を付けることがあります。
そして、今まで作業療法で中心的行ってきた個人活動(自由プログラム)との最大の違いは、「好きな時に好きなことが出来ない」という所になるかと思われます。
練習を開始して間もないころは、きちんと挨拶をする前にいきなり練習を初めてしまったり、スタッフが説明している時に大きな声で私語を始めてしまったりといった場面が多く、先行きが不安に思われていました。
しかし、楽曲が少しずつうまくまとまっていくのと同じ頃に私語が減っていき、演奏への集中力が持続できるようになっていきました。 また、演奏へのこだわりも徐々に高まり、うまくできないところを皆で振り返り反復練習することが増え、徐々に完成度が高まっていきました。
発表が終わった後の打ち上げでは、皆さわやかな表情で「緊張したね」などと話されていました。また、打ち上げで飲んだコーヒーが美味しいと言われていたことが印象に残っています。普通のインスタントコーヒーだったのですが、「一仕事終えた後の○○は…」という事でしょうか。

現在、ハンドベル音楽隊では新しいメンバーを加え、新たな曲の練習に取り組んでいます。新しくメンバーになる方には必ず「みんな真面目に取り組んでおり、練習の時に細かい所までこだわって指導しているので、大変かもしれない」との事をお伝えするようにしています。患者さんから「音楽の時は厳しいな~」などとも言われていますが、程よい緊張感を持って取り組み、うまくいった時の達成感を感じて頂けたらなによりです。