大池病院たより

2015年3月23日

日本人の食事摂取基準

患者さんに提供している食事は、厚生労働省が制定した基準に基づいて提供されています。その基準が「日本人の食事摂取基準」というもので、健康の保持・増進を図る上で摂取することが望ましいエネルギー及び栄養量の基準を示すものです。「日本人の食事摂取基準」は5年ごとの改定が行われており、平成27年度からは2015年版を活用することになります。

このことから、当院では4月1日より、「食事摂取基準(2015年版)」に基づいた食事を提供します。まず、高血圧予防の観点から塩分量を低めに変更します。また、日常生活の平均的な活動の強度を表したものを身体活動レベルというのですが、生活や仕事の内容によってⅠ(低い)、Ⅱ(ふつう)、Ⅲ(高い)の3段階に分類されます。当院の患者さんの日頃の活動状況から身体活動レベルをⅠ(低い)と設定し、そのレベルに沿ったエネルギーに変更します。そして、献立のサイクルを37日から57日に変更し、献立内容も見直します。

今回の改定で、患者さんから献立について色々な意見を頂けると思いますので、今後の改善に繋げていけるようにしたいです。