大池病院たより

2013年7月31日

熱中症について

このコラムを書いている現在、六月の梅雨の真只中です。
梅雨時期といえば、アジサイの花がいろんなところで咲きますので、作業療法でも季節を感じられるように、折り紙でアジサイの飾りを作りました。
今は七月の七夕に向けて少しずつ準備をしているところです。
さて、暑い日々が続いていますが、作業療法では、屋外での散歩や、軽く運動をする場合があります。

このような時に心配なのが、熱中症です。
最近はテレビなどでもよく取り上げられるため、有名になってきました。
熱中症は、気温や湿度が上がるとなりやすく、特に屋外で具合が悪くなることが多いようです。
また、屋内でも日当たりの良い所や気温の高い所にずっといると、具合が悪くなってしまう場合がありますので、注意が必要です。
熱中症対策として必要なのが、水分補給です。作業療法の活動中はお茶をお出しして、水分補給を促しています。
屋外での活動では、ついこの間まで「日光浴して気持ちが良いなあ」と言っていましたが、最近では、「暑いなあ」に代わってしまいました。
季節感のある飾りなどで季節を感じるのもいいですが、実際に屋外に出ると、気温、日差し、湿度、風、香り、植物、鳥の鳴き声、風景など、五感で感じることが出来るので、これに勝るものは無いように思います。

コミュニケーションのはじめは、天気の話題をすると良いと言われているのを耳にします。屋外で活動では、自然と天気の話が出るため、共通の話題でのコミュニケーションにもつながっていると思います。
これからしばらくは暑い日が続くと思われますので、今後は室内の飾りも涼しげなものにしていこうと計画しています。