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医療法人社団 大池病院62周年/
社会福祉法人 盛雲会 大池サンホーム51周年
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当院では、基本能力・応用能力・社会生活適応能力の維持・改善を目的とし、作業療法士とスポーツや遊び・食事、調理や手工芸など様々な「作業」を通して、障がいがある方の生活向上のお手伝いをする心と体のリハビリテーションです。
季節を満喫できるような様々な行事を行います。大池祭りの時は職員が手作りでゲームを考えたり、レクリエーションは共に楽しむことが出来るようにと考えます。
月間予定表
横スクロールでご確認いただけます。
1
元日
2
3
4
映画
(病棟:5-2F)
映画
(病棟:5-1F)
5
映画
(病棟:5-2F)
映画
(病棟:3F)
6
音楽
(病棟:5-1)
音楽
(病棟:5-2F)
すこやか
(病棟:3F)
7
すこやか/
個人活動
(病棟:5-2F)
カラオケ
(病棟:5-1)
音楽
(病棟:3F)
新年会
8
すこやか
(病棟:5-1F)
映画
(病棟:5-2F)
スポーツの会
(OT室:3F)
9
個人活動
(病棟:5-1F)
カラオケ
(病棟:5-2F)
お誕生日会
10
映画
(病棟:5-1F)
個人活動
(病棟:5-2F)
カラオケ
(病棟:3F)
11
映画
(病棟:5-1F)
映画
(病棟:3F)
12
映画
(病棟:5-2F)
映画
(病棟:5-1F)
13
成人の日
14
すこやか/
個人活動
(病棟:5-2F)
個人活動②
(病棟:5-1)
音楽
(病棟:3F)
15
すこやか
(病棟:5-1)
映画
(病棟:5-2F)
映画
(病棟:3F)
16
個人活動
(病棟:5-1F)
個人活動②
(病棟:5-2F)
個人活動
(病棟:3F)
大正琴
(OT室:5-1F・
5-2F・3F)
17
映画
(病棟:5-1F)
個人活動
(病棟:5-2F)
個人活動②
(病棟:3F)
18
映画
(病棟:5-2F)
映画
(病棟:3F)
19
映画
(病棟:5-1F)
映画
(病棟:3F)
20
音楽
(病棟:5-1F)
音楽
(病棟:5-2F)
すこやか
(病棟:3F)
21
すこやか/
個人活動
(病棟:5-2F)
カラオケ
(病棟:5-1F)
音楽
(病棟:3F)
華道
(OT室:5-1F・
5-2F・3F)
22
すこやか
(病棟:5-1)
映画
(OT室:5-2F)
スポーツの会
(OT室:3F)
23
個人活動
(病棟:5-1F)
カラオケ
(病棟:5-2F)
個人活動
(病棟:3F)
華道
(OT室:5-1F・
5-2F・3F)
24
映画
(病棟:5-1F)
個人活動
(病棟:5-2F)
カラオケ
(病棟:3F
25
映画
(病棟:5-2F)
映画
(病棟:5-1F)
26
27
音楽
(病棟:5-1F)
音楽
(病棟:5-2F)
すこやか
(病棟:3F)
28
すこやか/
個人活動
(病棟:5-2F)
個人活動②
(病棟:5-1)
音楽
(病棟:3F)
29
すこやか
(病棟:5-1)
映画
(OT室:5-2F)
映画
(OT室:3F)
30
個人活動
(病棟:5-1F)
個人活動②
(病棟:5-2F)
個人活動
(病棟:3F)
31
映画
(病棟:5-1F)
個人活動
(病棟:5-2F)
個人活動②
(病棟:3F)
グループ活動 | : | 映画鑑賞、運動、カラオケ、茶道、書道、音楽の中から、好きな活動を選んで参加します。 同じ活動が好きなメンバーが集まって行っています。 音楽は、ピアノ演奏や歌を楽しみます。 |
個人活動 | : | 趣味・娯楽の時間として、手工芸や読書、軽運動などを行っています。 それぞれが好きなことを行う時間です。 |
SST | : | 高齢の方を対象としたグループ活動です。 歌や軽い運動、脳トレなどを行い、心身の健康の維持をはかります。 病棟ごとのグループに応じた内容を行います。 |
すこやかプログラム | : | 現実認識を深めることを目的としたリアリティオリエンテーション(日付の確認・季節の話・クイズ等)を行い、その次に
楽しみながら体を動かせる様に、体操・ゲームをします。ゲームは定番のゲームから、季節感を味わえる手作りゲームをご用意しています。 月に一度の最終週には、大きなカレンダーを皆さんで作成しています。 |
定番のゲーム | : | 射的、輪投げ、ビッグサイズのジェンガ等です。 |
年間予定表
平日14:00から16:00の間は喫茶や購買、様々なレクリエーションの充実を図っています。月に一度は地域協力のもとショッピングセンターなどに出かけて、外食や買い物を楽しんでいただけます。
退院後の生活を見据え、個別に出来ることを評価し、行動へと結び付く様にご本人の希望に寄り添いながら退院支援をしています。
神戸市の地域移行支援サービスを利用し福祉制度も紹介、地域の入所施設へのスムーズな移行、その後の就労へ繋ぐ等しています。
近隣の特定非営利活動法人ひやしんす【就労継続支援B型事業所 Job ステーションぽてと】とも連携を図っています。
2022年はここ数年続いたコロナ感染拡大防止の為に患者様にもご協力をお願いする事となり少なからず、それまで行っていた事にも制限がかかっていました。
どうしても入院生活での楽しみは限られてしまい、また外出が難しい方が増えた事でセラピードッグや移動動物園を院内に招き動物と触れ合ってもらおうと言う企画もコロナ禍で見送る事となりました。
先ず、初めに提案があったのはクラスターが発生した病棟の主任ナースからでした。
普段は昼から喫茶に行って、日替わりで好きなお菓子とお茶、珈琲などを選んで楽しむことが出来るのですが、「皆様、少し食欲が落ちた様で、毎月の献立は決まっているので…何か食べたいな〜と感じていただけて食欲が湧くようなメニューを提供してもらえないでしょうか」と言う事でした。
嬉しい提案に早速、管理栄養士も交えて患者様のリクエストを中心に、普段の献立にはないホットドッグや焼きそば、ミートスパゲッティなどの軽食を提供する金曜日・特別メニューをスタートしました。
今では管理栄養士の提案で味は勿論ですが見た目も大切だからと使い捨て食器を止め、手作りであたたかいものも食べ頃の状態で提供しています。
また感染拡大防止の為の外出制限で見合わせていたショッピングや院外レクリエーションも、再開にあたり何か新しい楽しい試みはないかと話し合いました。
ナースや他職種からは、作業療法士の視点とはまた違った角度から様々な提案が出てくるものです。スタッフ自身の体験から来る、「こんな事をしたら楽しいのではないか」という遊び心溢れるもの、大音量でダンスを楽しむ野外音楽フェスティバルや花火、ハロウィンの仮装などアイデアは様々で、それを1つづつ可能かどうか安全面に配慮しながら楽しんでいただけるか、具体的にどうすすめていくかなどを話し合いで細かくつめていく…
恒例行事とは別に、型にはまらず患者様に新しい体験の場を提供する上で大切な視点ではないかと感じます。
特に場の雰囲気は大切で、作業療法はスタッフが業務をこなすだけでは患者様も楽しくないかも知れない、自由度を上げスタッフも楽しみながらアイデアを出し、サービス業の精神で創っていって欲しいと考えていました。そこで恒例行事の夏祭りも今年は趣向を変えて、看護長と師長が率先して「焼きそば」や「たこ焼き」を担当し、「祭りの屋台のように提供しよう」と、ユニフォームを脱ぎTシャツにねじりまち巻きやバンダナという出立ちで工夫を凝らしてくれました。
賑やかな祭りの雰囲気に飾り付けられ祭囃子が流れる作業療法室は、「院内でも夏祭りに出かけた様な雰囲気を味わってもらえたら…」とのスタッフの思いが溢れた楽しい空間に様変わりしていました。
日々の業務の合間にどれほど多くの細かな準備をしていた事かと…至る所にスタッフ一人一人の感性とチームワークが見て取れました。
また、兼ねてより「土に触れていただきたいな〜」と思っていたこともあり、看護長と陶芸が趣味のスタッフと話し合いを重ね…自由な感性を形にする陶芸体験を提案しました。
アミューズメント施設を見学する経験とは違い、自分が参加して土から作り上げる体験をしていただけるのではないかと思い…陶芸は貸切で1人が1つの作品を完成させられる事を目標に、陶芸の先生と細かな打ち合わせを重ねます。
作業療法士 主任は実際に自分が陶芸体験に出向いて歩きにくい場所はないか安全面を確認したり、雨天はどうするかなど不測の事態にも対応できるよう準備をします。
患者様と一緒に付き添うスタッフも隣に座り一緒に陶芸を体験し楽しみを共有し、難しいところはお手伝いできるようにと考えたのですが…着くまでは「何を作ろうか」と悩んでいた方もご自分の力で最後まで集中して仕上げておられました。うわぐすりの色も各自で選び、気付けばスタッフも皆が自分の作品創りを楽しんで、とても個性豊かな仕上がりでした。
久しぶりの外出なので、春の行楽と併せてドライブも楽しい時間になるように、車窓から街の桜並木を眺めながら向かうコースを選んでくれます。
こうして一つ一つ各々が考え、話し合いを重ねたとしても…
何を「楽しかった」と感じて下さるかは患者様お一人づつ違います。
また患者様のご様子を拝見し会話を通して、それぞれのスタッフの立場から「こんな事をしてみたらどうでしょう」「こんな工夫をしたら出来ると思うんです」と提案してくれる視点や感性もスタッフそれぞれです。
どんどんアイデアを出すのが得意な者、それを具現化する方法を考える事が得意な者がそれぞれ協力して形にしていく…
病院の取り組みとして、単調な入院生活の潤いとなる様な時間を提供していく為にも、他職種の視点と連携は欠かせません。
作業療法のプログラムに新しく華道を提案してみました。
華道の先生は簡単な基本だけを説明し、あとは各自が自分の感性で好きな素材を選び、自由に組み合わせて一つの作品に仕上げていく…
楽しい時間になる様に決まり事は最小限で、初めは楽しいお話を1つしてからプログラムに入ります。時には途中で飽きたり疲れたら休憩にしてお喋りを楽しんだり…
最後には自分の名前を言って作品のストーリーを発表し、みんなで感想を述べるのですが、絶対にけなしたり否定しないで発表した人には皆が拍手を送ります。
作品のストーリーには、「花が反対方向を向いてるのは喧嘩してるから」と説明があったり、ストーリーは毎回どれも独創的で楽しいものばかりです。
出来上がった作品は作業療法室だけでなく喫茶や詰所にも飾られるので「素敵なお花、〇〇さんの作品なの〜⁈凄いわ!」とスタッフから直接 作者に声をかけたり…
本館受付や面会室に飾られた花に「癒されるわ」という感想を聞く事もあります。
当院では作業療法プログラムの大正琴と華道の先生はモンテッソーリ教育を受けた方にお願いしています。
先生のやり方にも大きく左右されますが、基本は「内在する力が存分に発揮できる環境と、自由が保障された中で、自発的に活動を促していく」よう心がけています。
また自主性を重んじる為に少人数で行い、モンテッソーリの弱点である協調性を補う為に、創作活動では最後に自分の作品について共有し、他の人の作品への感想を伝えて終わります。
こうして仕上がった作品は同じ素材なのに、それぞれの感性で自由に選び創造すると、こうも仕上がりが違うのかと…毎回、驚かされます。 特に素晴らしい感性を感じたのはクリスマスリースを見た時でした。
リースは丸い形で大小の2種類の木で出来たもの、発泡スチロールでできたものから好きなリースを使い、素材も自分で選びます。
リースの輪に沿って素材を飾って仕上げ、壁に飾る平面な仕上がりになるだろうとばかり思っていたのですが、仕上がったものは立体的な物や置いて飾れるリースもあり、これには思わず声を上げてしまいました。
院長や他部署のスタッフに画像を見せると「これ患者様が作られたんですよね?どれも素敵!」「自分の家に飾りたい」「すご〜い!みんな欲しがるわ」「売り物みたい」「凄く素敵、実物のクリスマスリースを見せてもらいに行ってみます」などの声が寄せられました。
中には木ではなく発泡スチロールのリース土台を選ばれて、リースに捉われずにまるでクリスマスケーキの様な仕上がりの作品もあり、感想を伝え合う時には「美味しそう!ケーキみたい」「真ん中にロウソクを置いたら素敵ね」「リースだからって壁に飾らなくても、置いて飾っても素敵」との意見が出ていました。
また「今日は見学だけです」といらしたはずの方も気付けば土台のリースの木をいかして、シンプルでとても素敵なリースを仕上げてらっしゃいました。
クリスマスのイメージに縛られず自由に選んだ素材を組み合わせ、ドライフラワーの花束を作って、リースにリボンで付けようと「ここに飾るからリボンを作って」とおっしゃる方も…
それぞれの感性の違い、発想力、いかに自分が固定観念に縛られているか実感する瞬間でもありました。
リースから溢れんばかりに自由にのびのび華やかに飾られる方、作品はどれも素晴らしく、それぞれの感性が溢れる素敵な作品となりました。 今年のクリスマス会は管理栄養士が腕によりをかけた立食パーティーです。 きっと美しいクリスマスリースも会場を素敵に彩ってくれる事と思います。
患者様の中には、コンクールに入賞するほど素晴らしい絵を描かれる方も、手先がとても器用で本物そっくりの木彫りの小鳥を造られる方も居られ毎回驚きの連続なのですが、素材が同じだからこそ仕上がりにそれぞれの感性の違いが如実に現れたクリスマスリースには新鮮な驚きを隠せませんでした。
スタッフの個性、患者様の個性…
それぞれの個性が織りなす医療の現場で
また、1つ素敵な発見がありました。
これからも
「それぞれの個性を大切に」
日々、医療の現場で新しい発見や楽しみを見つけていけたらと思います。
2023年(令和5年) 5月8日に、新型コロナの感染症法上の位置付けが新型インフルエンザ等感染症から5類感染症に変更されることが決まりました。
当院でも、今後も引き続き適切な感染対策を 行いながら、全病棟合同の行事なども順次再開していくことになりました。
昨年12月に予定していたクリスマス会のビュッフェが、コロナクラスター発生の為に中止となってしまい、それを知った患者様より、「楽しみにしていたのに…」「中止になるの?残念…」とのお声をいただき、準備をしていた我々も大変残念な思いでした。
新型コロナやインフルエンザもようやく落ち着きはじめた3月下旬、桜の咲く季節に合わせた新たな行事、その名も「桜まつり」を開催することにしました。
企画会議では、やはり患者様が楽しみにされていた「ビュッフェ」が、最も喜んでいただけるのではないかという意見が多数出て、さらにボリュームアップをはかりながら、再チャレンジすることになりました。
「桜まつり」前日は、日頃の作業療法プログラムで患者様が作られた作品を飾ったり、普段は入院患者様が味わえないような、非日常的空間を作る為、遅くまで「桜まつり」の会場の飾り付けをしました。
また、患者様が気軽に、そして何より安全に「桜まつり」を楽しめる様に、他の部署のスタッフも協力して、当日の動線や段取りを確認します。
ビュッフェのカウンターには、あたたかいお料理を提供できるようフードウォーマーやスープジャー、デザートビュッフェのタワー、冷たい飲み物を直ぐ提供できるよう ドリンクの近くには予備の飲み物を冷やすクーラーボックスも準備します。
普段ほとんど外出をなさらない患者様にも院内でお花見を楽しんでいただけるよう、大きな鉢に冬に花を咲かせる啓翁桜を生けました。
ビュッフェ会場の入り口では桜色の大きなクマがウェルカムボードを持ってお出迎え、会場は春を感じる明るい雰囲気になる様にアイデアを形にしていきます。
「桜まつり」は2日間に分けて行います。
1日目は、嚥下があまり良くない方でも楽しんでいただける様、柔らかく飲み込みやすい、すり身を使ったり、ムース仕立てにしたメニュー、2日目は嚥下が比較的良好な方に楽しんでいただける様、
唐揚げやパスタなど、あまり普段は食べられていない物や、患者様からリクエストが多かったメニューを中心に、ご用意しました。
今年の「桜まつり」のねらいは、患者様に思う存分ビュッフェを楽しんでいただく事です。
当院の管理栄養士 責任者の山下は、調理師免許も所持しています。
シェフ山下を中心に作業療法士と作業療法助手が、普段は患者様が料理レクリエーションを行う調理室で次々とお料理を仕上げ、盛り付けていきます。
一度にたくさんのお料理を仕上げる調理室は賑やかで、良い香りがしています。 お料理が一品一品、綺麗にトレイに並べられていく様子は見ているだけで、とてもワクワクします。 デザートも色んな種類を楽しんでいただけるように小さなカップに盛り付けます。
シェフ山下のチェックは厳しく「もっとフルーチェ入れて~まだまだあるから~」
我々も必死に盛り付けます(笑)
そしてお手伝いの醍醐味の一つは、慌ただしく調理をするシェフの目を盗んで、コッソリする"つまみ食い“です。
しかし…ここでもシェフ山下のチェックは厳しく、「そんなに食べたら患者様の分が無くなっちゃう~」と、笑いながら指摘されます。
まだ一口しか食べてないのに…どんだけ視野広いんやろ…
お料理は見た目にも楽しいものであるほど、「食べたい」という意欲に繋がり、さらに美味しければ、幸福感や満足感を味わう事ができます。
飲み物やデザートは数種類ご用意しました。2種類のフルーチェに3種類の鮮やかなクラッシュゼリーやフルーツをのせてデザートカップに盛った”フルーチェのカラフルゼリー添え”そして”プリン"
とろ~り甘い”カスタードクリームとパイ“を一口で食べられる様にスプーンにのせたものを、それぞれデザートタワーに盛り付けます。
マフィンやバウムクーヘン、チョコエクレアもご用意しました。
今まで食べたことがないようなものや、普段は苦手で手をつけないものも、ビュッフェなら不思議と手がのびたりします。
「ちょっとあれ食べてみようかな~」「あれ美味しかったからまた食べよう」と、何度も料理のもとに足を運んで下さいます。
ビュッフェのカウンターとお食事テーブルの間を広めにとっていたこともあり、2回目からはお目当ての料理に直行できます。
合同レクリエーションは、3つの病棟が一堂に会して行います。
患者様同士の交流や遊び心溢れるスタッフが、周りを巻き込みながら、笑いや一体感が生まれるのも楽しみの一つです。
安全に、適温でお料理を楽しんでいただけるようフードウォーマーの固形燃料の火加減にも気を配ります。
旬の味覚を取り入れた”春キャベツのコンソメスープ“も1日目は飲み込みやすい様にフードプロセッサーで仕上げます。
うどんも柔らかく仕上げる為に茹でてから蒸して、少し煮込んでとろみを付けたうどんに、かき卵を入れ青のりで彩った”かきたまうどん”は、スープジャーで保温します。
1日目のソフト食の日は柔らかい”グリルチキン“に山下シェフ手作りの4種類のソースをご用意しました。
中でも当日オーロラソースの予定をシェフの直感で変更した”ハニーマスタードのマヨネーズソース”は大好評で、熱烈なリピーターの方もいらっしゃいました。
柔らかい蒸し物を中心にソフト食のブロッコリーや人参を添えた”やわから唐揚げ“や”彩り豆腐の中華あんかけ“
デザートは2種類の“フルーチェ”の上に3種類のプルプルのクラッシュゼリーをのせたもの、”プリン”や”マフィン“です。
車椅子の方や、ご自身で料理をとれない方にも楽しんでいただけるよう、事務課、喫茶のスタッフがお好きな料理を伺いながらお手伝いをします。
誘導や食べる時の見守りは、普段から患者様を良く知る看護職員が担当します。役割分担は、事前に決めて行いました。
2日目は、嚥下が比較的良好な方向けのビュッフェです。
ご自身でお好きな料理をとって楽しまれる方、食欲旺盛な方がたくさんおられ、
たちまちスタッフから「唐揚げを追加して下さい」「ポテトがなくなりそうです」「うどんのスープを補充して下さい」とあちこちから声がかかります。
追加してもすぐなくなり、またお料理を追加する…を繰り返す、嬉しい忙しさでした。ボウルいっぱいの唐揚げや、ポテトを持ってシェフはてんてこ舞いです。
ボイルした”ブロッコリーとプチトマトを添えた塩唐揚げ“
”春キャベツのコンソメスープ“も具沢山で提供します。
”ポテトフライ“も塩味とコンソメ味の2種類で、
パスタも2種類、旬の味覚の”菜の花パスタ“とリクエストの多かった”ナポリタン“です。
食べやすいポテトの生地にピーマン、ケチャップ、チーズ、ベーコンをのせた”ポテトピザ“や、チーズがのった”ミニハンバーグのデミグラスソースがけ”
大好きなコーヒー牛乳や唐揚げがいっぱい食べられると嬉しそうに話して下さり何度も列に並んで下さる方、色んなソースでお料理を楽しまれる方や…
デザートビュッフェでは、全種類を制覇するかと思うほどリピートしてくださる方もいらっしゃいました。
普段は少食な方も、ナースが驚くほどたくさん召し上がって、久しぶりに笑顔を見せられる方や、たくさんお喋りして下さる方もいらして嬉しい限りです。
ご家族にお手紙を出される方はお写真を同封するために、写真撮影を希望される方も多くおられます。
今回は本物の桜や鮮やかなバルーンで「映える」フォトスポットを作りました。
どんなアングルが良いか打ち合わせをし、実際にスタッフがモデルになり予行演習もします。
その甲斐あってか…当日はお一人や仲良しグループで、フォトスポットで大勢の方が写真
を撮られていました。スタッフやクマのぬいぐるみと一緒に写りたいとおっしゃる方も…
スタッフの手拍子で春の歌を唄ったり…
昔を懐かしんで感極まって目を潤ませる方や、乾杯をされるお席、それぞれに楽しまれていた様に思います。。
院外行事で外出する時は女性はメイクやお洒落も楽しんで出かけるのですが、この日は春の妖精をイメージして髪飾りや羽根飾りが用意されていて、スタッフも一緒に楽しみます。
いつもノリが良くムードメーカーの師長が気付けば大きくて可愛い妖精に変身していて驚きました。
2日目の最後に各部署のスタッフが集まって撮影した時には患者様から拍手をいただき感動しました。
「桜まつり」は2日間とも、和やかな雰囲気であっという間に時間が過ぎていきました。本当に再チャレンジして良かった、そして来年もぜひやりたい、そう思いながら、名残惜しそうな患者様を病棟までお見送りしました。