大池病院たより

2023年9月5日

料理プログラム《冷やし中華》

残暑も年々厳しくなっているように感じます。というわけで、8月の料理プログラムは「冷やし中華」になりました♪
私自身、冷やし中華を作るのは今回が初めてなので、スタッフに相談しながら、そして時間内に終われるよう錦糸玉子につかう薄い卵焼きはベテラン主婦のスタッフに事前に作ってもらい準備しました!

冷やし中華作り

2テーブルに分かれて調理を進めていきます。私が担当したテーブルは、麺担当・もやし担当など一人一人作業を分担して進めていきました。
麺担当の患者様は、“お湯をわかす→麺を茹でる→氷水でしめる”の一連の流れを行います。すると、お湯をわかす間に、麺を何分茹でたらよいか確認し、沸騰すると麺を入れて茹で具合を味見しながら、最後は氷水で麺をしめます。計画的に・意欲的に取り組む姿は、想像以上だったので少し驚きながらも嬉しかったです。もやし担当の患者様には、“水にさらす→水を切る→レンジで加熱する”といった作業を行いました。そのほか、きゅうり・玉子のカットやカニカマをさく作業を行います。

冷やし中華作り

最後は、お皿にそれぞれが食べられる量を盛り付けていきます。具材は錦糸玉子・もやし・きゅうり・ハム・カニカマです。
盛り付けもきれいに仕上げていきます。そして、最後に特製の手作りタレをかけて出来上がりです♪
患者様が切って下さった具材や麺が余ったので、スタッフも作らせて頂きました。色鮮やかで食欲もそそりますね!

冷やし中華

喫食後は、「美味しかった」「タレの味がよかった」「食べ過ぎておなかいっぱい」「作るのは簡単だった」などの感想を頂きました。たくさんお皿に盛りつけた患者様も皆さん完食されました。
もともと料理をされていた患者様はなじみのある作業活動にもなり、自分たちで作った料理を食べる楽しみもあって、改めて料理プログラムは良いなぁ~と感じました。また次回が楽しみです☆

作業療法士 辻元