大池病院たより

2020年11月4日

料理プログラム

9月、10月の合同料理では秋ナスを使って『マーボー茄子丼』を作りました。

今年から合同料理は8人で行っています。
人数が少ない分、一人一人のできる工程が増え皆さん以前にも増して意欲的に参加されているように感じます。

マーボー茄子の素(1袋で味付け完成するもの)を使いましたが、「それだけでいいの?」「簡単にできるんだね~」等、驚かれていました。
① 野菜を切る
② 野菜を炒め、1度トレーに戻す
③ ひき肉を炒め、素を入れる
④ ②と③を混ぜ合わせ軽く炒める

久しぶりに包丁を握る方、初めて握る方、それぞれですが慎重に野菜を切ったり炒めたり・・・最後は自身でランチョンマットや食器を用意し、緊張感、達成感、満足感いろいろ味わえたのではないかと思います。
見学している際も、「包丁上手~!」「ちょっと雑になってきたな(笑)」等会話が自然と飛び交っていました。
お味の方は・・・久しぶりに味の濃いものを食べた!美味しい!と大満足♪
スタッフの提案で、マヨネーズをかける人もいて「マヨネーズ合うね!」と感動していました(笑)
皆様、心も胃袋も満たされ楽しいひと時となりました。


私個人の一番印象に残ったことですが・・・
一人の患者様が、『着ていたエプロンを洗濯機に入れスイッチを押す』私たちが普段している何気ない、むしろ面倒だとも思うこの作業を「久しぶりにやって楽しかった」と笑顔を見せたことです。
「普通のこと」ができる幸せの大切さを再認識。それを、OTを通し少しでも皆さんと共有出来たらと思います。