大池病院たより

2017年1月21日

音楽/大正琴/映画

音 楽
音楽のプログラムでは、ピアノの上手なスタッフが患者さんの依頼にこたえて演奏したり、合唱や曲あてクイズなどを即興で行っています。
昔の懐かしい歌が流れると、不思議と皆さん自然と口が動いており、一緒に歌われています。また、音楽の時間は歌や曲に集中するためか、訴えが減る方もおられます。
趣味の時間や楽しい事をしている時には嫌なことを忘れている、リフレッシュになるとよく言われますが、患者さんにとっても何かに集中できる時間は同じような作用があるように思われます。

大正琴
大正琴は、ボランティアの講師に来ていただいて行っています。月に一度程度講師が来られますので、それまでの間に個人活動で自主練習をするというようにしています。
大正琴の譜面を見ながら、主なメロディー部分を演奏していますが、皆さん上達が早く、大変驚いています。
また、他の患者さんが行っているのを聞くのも楽しいようで、タンバリンやカスタネットなどで盛り上げてくれる患者さんもおられます。

映 画
作業療法室ではなく映写室にて行うことで映画を見に行くといった特別感が生まれ、毎回楽しみにされている患者様が多いです。
また、いつもと違う静かな空間で時間を過ごすことで、思考・感情・行動の折り合いがつきやすく気分転換を図ることができ人気のある作業活動となっています。
患者様皆が鑑賞された内容を明確に覚えおり、その場での集中力や記憶力に毎回驚かされます。