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2013年9月30日
今回のコラムでは、禁止食についてお話ししたいと思います。
禁止食と聞くと何だか難しく考えてしまいますが、簡単に言うと何らかの理由で食べられない物のことを言います。
理由も人それぞれで、食物アレルギーがあったり、単純に嫌いで食べられなかったり、食材の大きさや硬さが合わずに食べられなかったりと、様々な理由があります。
食物アレルギーの場合は、その食材だけでなく、加工品や粉末出汁やドレッシングに含まれるわずかな成分まで取り除きます。つまり、完全除去を行います。そうすることで、患者さんに安心して食事を楽しんで頂くことができます。
単純に嫌いで食べられない場合は、食材そのものが目に見える形では提供しませんが、調理に使用しても問題がなく、出来上がりがその食材だと分からなければ提供します。例えば、牛乳が嫌いな患者さんにはパック牛乳の提供はしませんが、クリームシチューやプリン等は提供します。このように、必要以上に除去しないように心がけています。
食材の大きさや硬さが合わない場合は、食形態や食種の見直しを行います。大きくて食べにくいようでしたら、形から一口大へ、キザミからミキサーへという風に、食べやすい食形態に変更することが可能です。また、食材が硬くて食べにくいようでしたら、軟らかい食材を使用した食種を選んで頂くことも可能です。
今後も、患者さんの状態に合わせて、細やかな対応をしていきたいと思います。