大池病院たより

2013年5月15日

喫茶の四季便り

先日から大池喫茶のお仕事をさせていただいている、まだまだビギナーのスタッフです。
喫茶には有馬の山々を見渡せ、優しい陽射しの入る壁一面の窓があります。
少し前なら「桜」、今なら「山つつじ」など、四季折々の顔を見せてくれます。
喫茶の準備がはじまると患者さんが「今日はあの木の花が咲いたよー」とか、「ここ数日暖かかったから、桜がいっぺんに咲いたねぇ」など、気づかずうっかり過ぎてしまいそうな出来事をおしえてくれます。
この数日ですっかり陽の色が春から初夏へ移ろいつつありますが、そんな優しい変化を教えてくれたのも患者さんでした。
「夏は嫌いやけど、ここでお茶しながら景色を楽しむんは大好きやわー。見てみ、ツバメが飛び始めてるわー。」と言われ、はじめて季節の移ろいに気づき、ちょっと恥ずかしくなることも・・・。
喫茶では患者さんとのコミュニケーションを第一に考えており、会話を密にしながら出来るだけご希望に添えるように日々努力しております。
なので季節感を大事に、そして楽しいお話や景色とともにティータイムを楽しんでいただければと、おやつメニューも春ならさくらクリーム味や抹茶味、これからの季節は爽やかな柑橘フレーバーのお菓子などチョイスしています。
そして自信のチョイスをデザートケースに並べ、患者さんに「このお菓子ははじめて見るけどどんな味?」などの質問や「今日のおいしかったわー!また出してなー。」など、お褒めの言葉をいただいて、小さくガッツポーズ♪
今まではあまり立ち入ることのなかったデパートや大型ストアなどのデザートコーナーやお菓子売り場も、今ではリサーチ部隊としてすっかり常連になりました!
これからも季節と相談しながら、患者さんの喜ぶお顔を思いだしてチョイスしていきます。